「忌中(きちゅう)」の張り紙のルーツは?▶ 記事一覧
49日が「忌明け(いみあけ)」、亡くなった翌年の同月同日、つまり一周忌以内を「喪中」といいます。どちらもご縁のあった方々によるご供養の日々であることはご存知ですね。

この「忌(き)」とか「喪(も)」という習慣のルーツは、古代インドの「物忌(ものいみ)」の風習にあるというのがもっぱらの説。
昔々、インドに「物忌」という名の鬼がいましてね、人々に告げました。「死者が出たとき、悪魔がやってきて、その家の不幸につけこんで悪事を働こうとしたときには、オレさまの名前を書いて見せるのだ。すると悪魔はびっくりして逃げていく。そうだ、オレの名前を札に書いて立てたり、紙に書いて張っておくといい!」
この風習が日本にもやってきたのです。ご葬儀のとき、玄関などに「忌中」と書かれた紙を張り出しますね。あれがそうなんですね。
(ぶっきょうスクール 第65号 より)